炭酸水の尿酸値を下げる成分とそのメカニズム

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炭酸水
水分補給で排尿を増やす飲み物

  • 炭酸水が尿酸値を下げる仕組み、および尿酸値を下げる成分の有無と信ぴょう性について
  • 炭酸水で尿酸値を下げるメリットとデメリットまとめ
  • 習慣的な炭酸水の摂取にプラスしたい、尿酸値を下げる食べ物、飲み物について

炭酸水は水分補給源として効果的

尿酸値を下げる飲み物を大きく2つに分けると、

  • 尿酸を尿により多く溶かす成分が含まれた飲み物
  • 利尿作用で排尿の回数を増やす飲み物

が挙げられます。もちろんその両方の条件を満たすようなドリンクも存在しますが、残念ながら炭酸水には、尿酸を尿に溶かし込むような成分は含まれていません。一方で、カフェインのように利尿作用を高めるような成分も含まれていません。
しかし、単純に炭酸水をたくさん飲めば、水分補給が十分になって、排尿の回数が増えると考えられます。排尿の回数が増えれば、その分だけ尿から尿酸を排せつできるようになりますので、尿酸値の改善には効果があると言えます。
また、炭酸水は味わいに独特の刺激があり、飲めば満腹感が高まります。例えば居酒屋での飲酒や自宅での晩酌の場面で、酒量を減らし、食事の量を減らせる可能性が高まります。お酒の量を減らし、食事の量を減らせれば、その分だけ尿酸の元となるプリン体の摂取も抑えられますし、カロリーの摂取量も抑えられます。慢性的にカロリーオーバーが続いた状態で運動不足が重なれば、肥満のリスクも高まります。肥満は尿酸値を悪化させる要因の1つですので、炭酸水はその意味でも尿酸値改善に役立つ飲み物だと言えます。

炭酸水でなくても水分補給はできる!?

炭酸水のメリットをまとめると、

  • Merit

    メリット

    • 水分補給源になる。
    • 排尿の回数が増やせる可能性がある
    • 炭酸水の摂取によって満腹感が高まるため、酒量や食事量を減らせる可能性が高まる。

    といった点が挙げられます。特に最後のメリットは大きく、プリン体の摂取の制限、肥満の予防が実現するかもしれません。
    とはいえ一方でデメリットも存在し、

  • Demerit

    デメリット

    • わざわざ炭酸水で水分補給をしなければいけない理由はない
    • 意外に量が飲めない場合もある
    • 炭酸が苦手な人には向いていない

    といった点が考えられます。水分補給は水道水でも構いませんし、同じ水分補給でも、尿酸をより多く尿に溶かし込んでくれる働きがある温泉水などで水分補給をした方が、効率的だとも言えます。
    また、炭酸水のため、かえって水分補給源としては量を飲めないといったケースも考えられます。そもそも炭酸水が苦手な人であれば、飲料水としては適していません。飲みやすくするために糖質を多く加えてしまえば、糖質が尿酸を作ってしまうというマイナス面もあります。

炭酸水に加えて
食事でも改善する

炭酸水は水分補給源になり、たくさん飲めば排尿の回数が増える可能性があると紹介しました。また、満腹感が高まり、プリン体の多く含まれたお酒や食べ物を普段よりも控えられる可能性が高いという側面もあります。ただ、炭酸水には尿酸を尿に溶かし込む成分はありませんので、そのような効果を持つ食べ物をプラスして摂取したいです。 例えば野菜、海藻類、キノコ類などは、尿をアルカリ性に傾け、尿酸をより多く尿に溶かし込む働きが知られています。野菜や海藻類、キノコ類は食物繊維も豊富ですので、炭酸水とプラスしてさらに満腹感を高めてくれます。その結果、よりプリン体の多い食べ物やお酒を控えられる可能性が高くなります。尿酸の元となるプリン体の摂取を控え、尿酸をより多く尿に溶かして尿を多く排せつするといった複合的な対策で、尿酸値を改善したいです。

炭酸水が苦手な人は温泉水でも可

炭酸水は独特の刺激があるため、飲酒中にチェイサーとして飲めば、ビールの摂取量が減らせるといった報告もあります。ただ、炭酸水そのものが苦手な人には、なかなか続かない対策だとも言えます。その意味では、同じ水分補給源として温泉水も効果的です。温泉水の中でも、炭酸水素塩泉と言われる泉質の温泉水は、昔から痛風や高尿酸血症の治療(湯治)に利用されてきました。味わいにくせがなく、普通の水代わりに摂取ができます。尿をアルカリ性に傾け、尿酸をより多く尿に溶かし込む働きが温泉を管理する環境省からも正式に認められています。飲料用として、あるいは飲酒時のチェイサーとして、温泉水を検討してもいいかもしれません。

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