

食欲の秋は
飲酒量も食事量も増え
尿酸値が悪化する
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食欲の秋に尿酸値が悪化する理由について
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秋が旬の食べ物は高プリン食が多い
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秋に行いたい尿酸値の対策とは?
食欲の高まる秋は尿酸値の高まりにも注意
食欲の秋には要注意
秋は何を食べても、何を飲んでもおいしい時期だと言えます。農作物も収穫を終え、旬の食材がそろいます。つい他の季節よりも食べ過ぎてしまう、飲みすぎてしまうといった人が少なくないと思います。しかし、飲食物から多くのプリン体を摂取してしまえば、その分だけ尿酸が体内で作られてしまいます。秋の食欲増進には要注意です。
行楽地での飲酒にも気をつけて
単に秋は食欲が高まるだけではありません。行楽シーズンでもありますから、旅行やイベントに出かける頻度も高まるはずです。
旅先やイベント会場では、気分の高まりもあって、おいしいグルメ、おいしいお酒につい手が伸びてしまいがち・・・。普段の食事や飲酒量だけでなく、週末や連休などでお酒を飲む機会も増えるはずですから、尿酸値がいよいよ悪化するリスクが高まります。
旬の飲み物、食べ物の摂取しすぎに注意
秋が旬のサンマもプリン体が多い魚
秋に旬を迎える食べ物はたくさんありますが、その中でプリン体が多く含まれている食べ物は少なくありません。
例えば秋の代表的な味覚であるサンマ。サンマは100g(1尾程度)に154.9mgのプリン体が含まれており、高プリン食とまではいきませんが、多い食べ物だと言えます。
ビールの旬も秋!?
プリン体の多いお酒と言えばビールが有名ですが、実はビールの旬も秋だと一部では考えられています。通年で作られている商品ですので、秋が一概に旬だとは言えませんが、原材料のホップの収穫は夏から秋で、そのホップが製品化して市場にビールとして出回る時期が秋だとされています。
大手各社からは、秋を全面に打ち出したデザインパッケージの商品も毎年リリースされますから、ついビールの摂取量が増えてしまう時期でもあります。
秋は食事量を抑える工夫を
秋はお酒も食事もおいしい季節です。この時期に、「痛風予防のためにお酒も食事も控えろ」と言われても、なかなか現実的ではないはずです。その意味では飲酒量、食事量を無理せずに減らす方法を実践する必要があります。
例えば飲酒時、食事のときには食物繊維の豊富な野菜を最初に食べる、いわゆる「ベジファースト」を心掛けたり、食事の前に水分補給を豊富に行って、満腹感を高めたりといった方法が考えられます。水分補給で言えば、炭酸水は満腹感を高め、食事量や飲酒量を減らせるといった効果もあります。
効果的な水分補給で
尿酸の排せつをプラスする
水分補給をすれば、飲酒量や食事量を減らせるだけではありません。尿量が増えて排尿の回数を増やし、尿酸を効果的に体外に排せつできる可能性が高まります。
尿酸をより多く尿に溶かしてくれる「水」を飲む
さらに口にする飲み物を工夫すれば、尿により多くの尿酸が溶け込むため、尿酸の排せつをさらに促せるようになります。それぞれの飲み物によって尿酸が溶け出すメカニズムは異なりますが、
- 温泉水
- クエン酸水(レモン水)
- 青汁
- トマトジュース
- 牛乳
などは、尿酸を尿に多く溶かす働きが知られています。満腹感を満たすためにも、上述のような水分を積極的に口にして、さらに尿酸を尿に多く溶かし、排尿のペース自体も増やしたいです。