

晩酌で尿酸値を
上げないコツ
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尿酸値の高い人の晩酌パターンと晩酌が尿酸値を上げる理由について
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尿酸値の上がらない晩酌の工夫と晩酌で食べたくないおつまみについて
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晩酌がやめられない人が取り組みたい、尿酸値を下げる簡単な習慣とは
飲み会や晩酌が尿酸値を急上昇させるメカニズム
晩酌でお酒を飲む瞬間に、何よりの至福を感じている人は少なくないと思います。お酒を飲めば日々のストレスから解放されますし、何よりもお酒自体がおいしくて、一度習慣になったらなかなかやめられないですよね。
しかし、節度を持ってお酒を楽しめているうちはいいのですが、自宅で楽しむ晩酌は、「あとは寝るだけ」といった安心感が深酒の引き金になります。お酒が切れると、何か他にないかと適当にアルコールを探してきて、ちゃんぽんもしてしまいます。
さらにお酒だけでなく、つまみでさまざまな料理を口にしてしまいがち。その結果、お酒と料理に含まれているプリン体、さらにはアルコールそのものが分解される過程で尿酸になり、尿酸値をぐっと引き上げてしまいます。
晩酌が月に数度という人であれば問題ありませんが、晩酌は毎日といった人は、尿酸値が慢性的に高く、高尿酸血症、痛風リスクが極めて高いといえます。
それでいて運動不足による肥満、ストレス過多などが重なれば、身もだえるような痛風の発症が目前に控えていると考えて間違いありません。
晩酌で尿酸値が気になる人の心構え
尿酸値が高く、高尿酸血症、痛風リスクが高い人は、どういった改善に着手すればいいのでしょうか。まずはお酒の量を減らすところから始めたいです。晩酌を毎日している人であれば、
- 休肝日を設ける
- 晩酌の量を減らす
といった対策が考えられます。晩酌の頻度と1回の酒量を減らすのですね。その結果、飲酒量が減らせますので、プリン体を多く含んだアルコールを飲んでいる人はプリン体の摂取を減らせますし、体に取り込むアルコールそのものの量も減らせます。
ただ、理屈は簡単でも、実際は難しいです。休肝日を設け、晩酌の量を減らそうと思っても、一度身に着いた習慣は簡単には変えられません。普通は三日坊主で終わってしまいます。関連ページには無理せずに続けやすい生活習慣を紹介しましたので、併せてチェックしてみてください。
晩酌で禁酒・減酒ができないときの対策集
続けやすいという意味では、晩酌の際に必ずチェイサーを用意して、口にする習慣を始めたいです。つまみの内容に注意するといった方法も考えられます。お酒を飲む頻度やお酒の量が減らせないという場合は、
- お酒と一緒に水を飲む
- つまみにはプリン体の少ない食べ物を選ぶ
- つまみには尿酸を下げる食べものを選ぶ
といった対策が考えられます。
お酒と一緒(合間)に水やお茶を飲めば、飲酒量を自然と減らせますし、水分補給にもなります。飲酒による水分不足で血液が濃縮されると、血清尿酸値が上がるとは有名な話。水分補給の意味も兼ねて、お酒と一緒に水を飲みたいです。
また、つまみにはプリン体の少ない食べ物を選べば、尿酸値の上昇が抑えられますし、尿に排出される尿酸も少なくなるため、尿路結石の予防にもなります。
一方で、尿酸を下げる食品も取りたいです。例えば尿をアルカリ性に傾ける食品は、高尿酸血症や痛風になるリスクを低くできると知られています。尿がアルカリ性になると、尿に尿酸が溶けやすく、体外に排せつしやすくなるのですね。尿がアルカリ性に傾くと、同時に尿路結石のリスクも低くなると知られています。
尿をアルカリ性に傾ける食品としては、
- 海藻
- 野菜
- キノコ
が知られています。これらの食品は食物繊維が豊富で、各種の栄養素も多く含まれていますので、お酒のさかなに乳製品を積極的に取り入れたいです。
その他は、
- 乳製品
- クエン酸を含む食品
- トマトジュースや青汁
なども尿酸値の改善に効果的だと知られています。
尿酸値を下げるためには継続的な対策が必要
尿酸値を下げるには継続的に、続けやすい対策を行う必要があります。その意味で考えると、理想的な方法は水分補給。
日常的に1日2リットルの水分補給を行なうことで、尿酸値を下げる生活を日常化しましょう。