

入っては美人の湯!
飲んでは痛風に効く
最高の泉質
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「美人の湯」とも言われる炭酸水素塩泉の効果と効能をガイド
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炭酸水素塩泉の痛風に対する効果と、入浴・飲泉の効果の有無を解説
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炭酸水素塩泉の有効成分解説と、自宅でできる炭酸水素塩泉の飲泉習慣
炭酸水素塩泉は「美人の湯」であり「痛風の湯」
炭酸水素塩泉の効能は、筋肉・関節の痛みの緩和や、冷え性の改善、軽い高コレステロール血症の改善、耐糖能異常(糖尿病)の改善など、まず幅広い一般適応症が挙げられます。加えて皮膚の角質を柔らかくする「美肌の湯」、「美人の湯」と言われる効能が知られており、さらには飲泉すると高尿酸血症を改善し、痛風を改善するといった効果が環境省の下で正式に認められています。代表的な温泉地は和歌山県の川湯温泉、長野県の小谷温泉などが挙げられます。
飲泉で効く!炭酸水素塩泉の痛風の改善効果
炭酸水素塩泉は飲んで痛風を治すお湯
逆に放射能泉と異なり、炭酸水素塩泉は飲泉で高尿酸血症と痛風の改善に効果が正式に認められています。療養として飲む場合、事前にかかりつけの医師や薬剤師の意見を聞きたいですが、飲泉の許可を得た清潔な温泉水は、尿酸値を下げ、高尿酸血症を改善し、痛風の予防にも働いてくれます。
入浴は美肌効果があっても痛風改善効果はなし
入浴で痛風が改善すると環境省から正式に認められている泉質は、放射能泉だけになります。炭酸水素塩泉は入浴すると、皮膚が美しくなるといった「美人の湯」としては人気ですが、痛風に対しては効果が医学的に認められていません。
炭酸水素イオンが尿酸の排せつを促してくれる!
痛風に効く成分
- 炭酸水素イオン
- 1,000mg以上の物質が溶け込んだ1kgの温泉水のうち、主成分の1つが1価(マイナスの電気を帯びた電子を1つ加えた状態)の陰イオンである炭酸水素イオンのお湯を、炭酸水素塩泉と呼びます。
炭酸水素イオンが温泉中に多く含まれるほど、温泉はアルカリ性を示すようになります。アルカリ性のお湯を習慣的に飲泉すると、尿がアルカリ性に傾き、血中の尿酸が尿に溶けやすく、体外に排せつされやすくなるという特徴があります。また、尿がアルカリ性に傾くほど、尿路結石の予防にもなります。
市販の炭酸水素塩泉の飲泉が効果的
基本的に温泉は「なまもの」と言われています。衛生面の問題もあるため、飲泉は温泉地でわき出して間もない新鮮な源泉を現地で口にしたいです。しかし、現実的に温泉地まで足を運べない人の方が多いはず。その点、炭酸水素塩泉の温泉水に関しては、新鮮な状態でボトリングされた市販商品も販売されていますから、日々の水分補給に購入を検討したいです。 一方で炭酸水素塩泉と同じく、炭酸水素イオンを含む重曹を使って自分で重曹水を作る手もあります。しかし、自作の重曹水は使用する重曹の分量の判断が難しく、一般的に味にも問題があり習慣的に飲み続けられません。やはり痛風に効く炭酸水素イオンの補給源としては、炭酸水素塩泉をボトリングした市販の温泉水を日常的に口にするといった方法が現実的です。 ただ、同じ炭酸水素塩泉にも種類があり、ナトリウムが多い、カルシウムが多い、マグネシウムが多いなど温泉水によって特徴が異なります。炭酸水素塩泉の温泉水を選ぶ場合は成分表をチェックして、成分ごとの重量に目を通し、自分に合った温泉水をチョイスしてください。