

乳製品は
尿酸値を下げる食べ物!
-
チーズに含まれる栄養素と、チーズがもたらす尿酸値への影響について
-
チーズ3種盛りの他に、チーズを食べられる居酒屋のメニューは何?
-
チーズにプラスして口にしたい尿酸値を下げる食べ物・飲み物について
乳製品に含まれる栄養素が尿酸値を下げる!
ワインを飲むときにチーズをかじる人は多いと思います。このチーズ、実はワインだけでなくその他のお酒を飲むときにもぜひとも口にしたいおつまみになります。その理由は、チーズを含む乳製品に含まれる、
- ガゼイン
- ラクトアルブミン
というタンパク質が、腎臓で作られる尿に多くの尿酸を溶かし込み、多く排せつさせる働きがあると知られているからです。
また、チーズそのものにプリン体も少なく、例えばチーズ20gに含まれるプリン体は1.1mg、牛乳に至っては0gとなっています。
さらに日本食品成分表を見ると、プロセスチーズ、ナチュラルチーズに関係なく、
- ビタミンA
を豊富に含んでいると分かります。チーズ3種盛りはちょっとつまんで気軽に口にできるつまみですから、積極的に頼みたいメニューだと言えます。
チーズを使ったメニューはいっぱい!
チーズは別に、チーズ3種盛りで頼まなければいけないわけではありません。チーズを飲酒時に口にすればいいのですから、他にもさまざまな形で口にするチャンスはあります。例えば、
- チーズフォンデュ
- ピザ
- クリームシチュー
- グラタン
などさまざま。ただ、ピザやクリームシチューに肉や魚介類が具材として使われている場合、プリン体を多く摂取してしまう可能性もあります。肉類、動物の内臓類、魚介類は一般的にプリン体が多い傾向にありますので、チーズ系メニューの注文時には料理に含まれるその他の具材にも注意したいです。
乳製品と一緒に始めたい対策
チーズをはじめとする乳製品が尿酸値を下げるからといって、飲酒時にチーズを頼めば全てがクリアになるという話ではありません。結局、お酒を大量に飲んだり、レバーや刺身などをたくさん食べたりすれば、チーズではカバーできないプリン体を体に取り込む形になります。やはりチーズ以外にも対策は必要で、
- 野菜、海藻、キノコ類など尿酸値を下げる食べ物を口にする
- 温泉水、レモン水など尿酸値を下げる飲み物を積極的に補給する
といった習慣も不可欠になります。野菜や海藻、キノコ類は尿をアルカリ性に傾け、尿酸が尿に溶け込みやすくしてくれます。温泉水、レモン水などは、それ自体が水分の補給源になってくれる上に、同じく尿をアルカリ性に傾け、尿酸の排せつを促してくれます。特に温泉水に関しては、医学的根拠の下で環境省が効用を認めているほど。各種の温泉の中でも炭酸水素塩泉の飲泉は尿酸値を下げ、痛風や尿路結石、高尿酸血症に効用があると認められていますので、チーズを口にする習慣とともに、上述した対策も追加で心掛けたいです。