

ヨーグルトで作れば
尿酸値に優しい肉料理に!
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タンドリーチキンに使われるヨーグルトの栄養素と、その栄養素がもたらす尿酸値への影響とは?
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尿酸値を下げるヨーグルトを生かした料理にはタンドリーチキンの他に何があるのか?
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タンドリーチキン(ヨーグルト)にプラスして始めたい、尿酸値を下げる飲酒時の習慣とは
肉を食べるなら乳製品を使った肉料理を!
豚、牛、鶏などの肉類には基本的に、プリン体が多く含まれています。特に細胞が集まったレバーなどの内臓に多いのですが、もちろん筋肉の部分にも多く含まれています。だからといって「じゃあ、食べない」とは割り切れないはず・・・。飲み会で、あるいは家飲みで「がっつり肉を食べたい」といった日も少なくないと思います。痛風が心配な人であっても、おいしく、かつ安心して食べられる肉類の料理は何かないのでしょうか。
例えばタンドリーチキンなどは、肉料理の中でも比較的、安心の食べ物になります。その理由は調理の段階で使用するプレーンのヨーグルトにあります。ヨーグルトなど乳製品全般には、
- ガゼイン
- ラクトアルブミン
などのタンパク質が含まれており、これらの栄養素は尿酸が多く排せつされるように促す働きがあると知られています。実際に牛乳やヨーグルト、チーズを積極的に食べる人は、そうでない人と比べて血清尿酸値が下がるといった臨床データも存在します。
肉類を楽しみたい場合は、乳製品をレシピの段階で取り入れたような料理をチョイスすると、安心して食べられるのですね。
タンドリーチキンだけじゃない!意外に多い乳製品の肉料理
タンドリーチキン以外に、肉料理で乳製品を使った料理には、どういったメニューがあるのでしょうか? 例えば、
- 鶏むね肉のクリーム煮
- クリームシチュー
- チーズの肉巻きトマト煮込み
などが考えられます。牛乳、チーズ、ヨーグルトと乳製品にはさまざまな種類があり、意外に調理に活用されています。居酒屋で注文するメニューには、あるいは自宅で飲む際のおつまみには、できるだけ乳製品を使った肉料理を選びたいです。
乳製品が使われた肉料理がメニューに見当たらないときは、デザートにヨーグルトを食べる、食前や食後に牛乳を1杯飲む、外出先ならサイドメニューでチーズの盛り合わせを頼んでおくといった方法も検討したいです。
飲酒時は乳製品以外にも口にしたい食べ物・飲み物がいっぱい!
乳製品を使った肉料理が尿酸値に優しいという話をしましたが、もちろん乳製品をレシピに使ったメニューさえ食べていれば手放しで安心できるというわけではありません。その他に高プリン食やお酒を口にしすぎれば、元も子もありません。例えば水分補給を心掛ける、運動をして肥満を解消するなどの対策も欠かさずに行いたいです。
特に水分補給はちょっと工夫すればできる対策になります。同じ水分補給でも、高尿酸血症や痛風を予防、改善する効果が環境省にも認められる温泉水(炭酸水素塩泉)を飲むなどすると一石二鳥です。炭酸水素塩泉は尿をアルカリ性に傾け、尿酸の排せつを促す働きがあるからですね。同じように尿をアルカリ性に傾ける飲み物という意味では、青汁やレモン水なども効果的です。温泉水は市販化されていますので晩酌で、レモン水などは外食時に積極的に口にしたいです。