尿酸値を上げないなら冷やしトマトを注文しよう

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生トマト
尿酸値の改善に大活躍!

  • トマトに含まれる栄養素と、その栄養素がもたらす尿酸値への影響について
  • 冷やしトマト以外に生のトマトを食べられる居酒屋メニューとは?
  • トマトを食べるとともに居酒屋や晩酌で試したい尿酸値を下げる習慣とは

生トマトのビタミンCが尿酸値を改善してくれる!

緑黄野菜のトマトには、ビタミン、ミネラルなど各種の栄養素が豊富に含まれています。それでいて可食部100gのカロリーが19kcalとヘルシー。100g中の水分が94gと、水分補給源にもなってくれます。このトマトに豊富に含まれているビタミンCが、尿酸値を改善する大きな鍵になります。
日本食品成分表によるとトマト可食部100g当たりに含まれるビタミンCは、

  • ビタミンC・・・15mg

となっています。ビタミンCは腎臓での尿酸排せつを促す役割が知られているため、晩酌、居酒屋などで積極的に口にしたい野菜だと分かります。
「別に冷やしトマトじゃなくてもいいのでは?」と思うかもしれませんが、ビタミンCは水溶性ビタミンで、熱を加えたり、水で洗ったりするとすぐに失われてしまいます。その意味では生のまま食べられる冷やしトマトが理想的な食べ方と言えます。
さらに、野菜そのものが尿をアルカリ化させてくれる働きもあります。尿がアルカリ化すると、尿酸が尿に溶けやすくなるだけでなく、尿路結石の予防にもなります。冷やしトマトは、お酒のおつまみに最適な選択肢の1つだと言えます。

冷やしトマト以外では生野菜サラダも最適

居酒屋でトマトを食べられるメニューは、いろいろとあります。ミニトマトを含めて考えると、

  • 各種の生野菜サラダ
  • トマト・バジル・モッツァレラのカプレーゼ

などが挙げられます。上述した通り、極力熱も加えず、水で煮たりしていない生のトマトを使った料理を注文してください。フレッシュなトマトで言えば、

  • トマトジュース

を水分補給の代わりに飲むといった手も考えられます。ただ、トマトジュースは糖質が加えられていたり、濃縮・加熱処理されていたりするケースも少なくありません。砂糖など糖質が大量に入っている場合、砂糖そのものが尿酸値を上げてしまいます。濃縮と長時間の加熱処理もビタミンCを壊してしまいますので、100%のフレッシュなトマトジュースを注文したいです。

もちろんトマトだけでは不十分!

ただ、どれだけフレッシュなトマトを口にして、トマトジュースを飲んだとしても、お酒と高プリン食を口にする量が多ければ、対応できません。1回の晩酌や外食でどうしても酒量と食事の量が多くなってしまうという人は、不要な尿酸をどんどん尿に溶かし、尿から排せつするためにはまず、

  • 十分な水分補給

を行ってください。居酒屋での飲み会や晩酌では、普段以上の水分補給を心掛ける意味で、チェイサーは忘れずに注文したいです。水分補給をすれば、お腹が膨れて、自然に酒量と食事量が減ります。
水分補給という意味では、尿をアルカリ性に傾け、尿酸が尿の中に溶けやすくする働きを持つアルカリ性の飲み物を口にできれば理想的です。
例えば医学的根拠の下で環境省が効能を認めている温泉水などは、最適なチョイス。具体的に言えば炭酸水素塩泉は飲泉で痛風(高尿酸血症)を予防、改善すると知られていますから、晩酌ではチェイサーの代わりに、外出先で飲んだ場合は帰宅後の1杯に、温泉水を飲んでみてもいいかもしれません。清潔な温泉水をボトリングした商品が出ていますので、わざわざ温泉地まで足を運ぶ必要ももちろんありません。
居酒屋では温泉水は頼めませんので、レモン水やレモン汁を炭酸水で割っただけの無糖・ノンアルコールの飲料などが頼めないか、聞いてみるといいかもしれません。レモン汁に含まれるクエン酸は、温泉水を同じく尿をアルカリ性に傾ける働きがあります。

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