尿酸値を上げないなら梅水晶を注文すると良い

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梅水晶
クエン酸が尿をアルカリ性にする!

  • 梅肉を使った梅水晶に含まれる栄養素と、尿酸値への影響とは
  • 梅水晶以外で梅、あるいはクエン酸を摂取できる居酒屋メニューとは?
  • 梅水晶を食べるだけでなく、併せて取り組みたい尿酸値を下げる習慣を解説

梅水晶のクエン酸が尿酸値改善の鍵!

梅水晶という珍味をご存じですか? 梅と書かれていますから、梅肉が使われている食べ物だとは容易に分かります。梅肉にサメの軟骨、まれにトビウオの卵をプラスしたコリコリの食感がたまらない珍味。魚介類が使われている酒のさかなのため、「プリン体が気になる・・・」と思うかもしれませんが、量を食べなければ安心の珍味になります。その理由は、梅水晶に使われている梅肉にあります。梅肉には、

  • クエン酸

が豊富に含まれており、クエン酸は尿をアルカリ性に傾けてくれる代表的な栄養素になります。尿がアルカリ性に傾くと、腎臓で尿が作られるときに多くの尿酸が溶け込むようになります。多くの尿酸が尿に溶け込めば、1回の排尿で多くの尿酸を体の外に排せつできます。逆に尿が酸性に傾くと、尿路結石のリスクが高まるため、クエン酸を豊富に含んだ梅を食べると、尿路結石のリスク軽減にもつながります。

クエン酸を含んだ居酒屋メニューは
意外にいっぱい

クエン酸のクエンとは、『広辞苑』(岩波書店)を見ると、「レモンの類」と書かれています。英語でクエン酸はcitric acidで、acidは酸、citricはcitrus(シトラス)と同じで、かんきつ類を意味します。レモンなどのかんきつ類に含まれる独特の酸味の正体がクエン酸。このクエン酸こそが尿をアルカリ性に傾けるのですね。
その意味で考えれば、梅肉のみならずレモン、ライム、グレープフルーツ、キウイなどのかんきつ類を生かした料理であれば、クエン酸を摂取できる形になります。

  • タイのレモングリル
  • ナガイモとメカブと梅干のサラダ
  • サンマの梅シソ揚げ
  • ライムとサバのアボカドサラダ

など、意外にクエン酸を含む料理は少なくありません。単純に、レモンやライムを使ったドレッシングのサラダも効果的。その手のメニューを居酒屋では注文し、晩酌では自分で作って積極的に口にしたいです。
ただ、かんきつ類を使った料理にタイやサンマ、サバなどプリン体が多い魚が使われている場合は、食べ過ぎに要注意です。

かんきつ類の他に口にしたい食べ物・飲み物は?

クエン酸を口に入れても、毎日のように晩酌したり、プリン体の多いグルメを口にしたりすれば、その努力も水の泡と化します。プリン体の摂取量に不安がある人は、梅肉などでクエン酸を口にするとともに、その他の対策も同時に行いたいです。クエン酸のように尿をアルカリ化する食べ物と言えば、他には、

  • 野菜
  • キノコ類
  • 海藻
  • ナッツ類

が挙げられます。どれもアルカリ性の食べ物で、口にすると尿がアルカリ性に傾くという特徴があります。飲み物で言えば、

  • 炭酸水素塩泉の温泉水

が挙げられます。古くから炭酸水素塩泉は入浴すれば美肌の湯、飲めば痛風の湯と言われてきましたが、その効能は医学的にも証明されており、環境省もその泉質が持つ効能を認めています。飲泉は普通、温泉地まで足を運ばなければいけませんが、現在は清潔な源泉をボトリングした商品が販売されています。
他には、

  • レモン水

なども、尿酸値を下げるクエン酸とビタミンCが含まれていますので、理想的です。
温泉水やレモン水は水分補給そのものが尿酸値の改善にプラスの働きを示しますから、晩酌中に、あるいは飲み会後の帰宅時の1杯などに、どんどん取り入れたいです。

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